- Roseraie de L'Haÿ -
7月はバラが最後の見頃を迎えます。パリ南部の郊外ヴァル・ド・マルヌにある「Roseraie de L’Haÿ(ライレローズバラ園)」は知る人ぞ知る秘密のバラ公園です。老舗百貨店ボンマルシェの元営業マンだったジュール・グラヴェローによって19世紀末に作られたフランス最初のバラ園で、フランスやイギリス、日本産など2900種、11000本ほどのバラが植えられていて、見渡す限り、バラ、バラ、バラ。特にトンネルのように連なったバラのアーチは離れて見ても、中に入っても、時の流れを忘れてしまうほど美しいです。
- La Galerie Rouge -
1975年に設立以来、多くの写真ファンを魅了してきたマレ地区にある「La Galerie Rouge(ギャラリールージュ)」ではエドゥアール・ブーバの写真展『Édouard Boubat, La Douceur du Regard(エドゥアール・ブーバ、視線の優しさ)』を7月20日まで開催しています。1923年にパリで生まれ、パリの日常の人々を優しく切り取りつつ、力強い印象の作品を残し、アンリ・カルティエ=ブレッソンやロベール・ドアノーらと共に20世紀を代表するフランスの写真家の一人として活躍。そんな彼の初期の10年(1946?1957年)にフォーカスを置いています。